管理組合とは?

管理組合とは、そのマンション管理の主体となる組織で、建物の区分所有等に関する法律(以下「区分所有法」)では、分譲マンションを購入した方(区分所有者)全員がマンション管理組合に所属することを義務づけています。管理組合の主な役割は、共用部分を維持管理し、居住者全員が快適に暮らせるようマンション全体の価値を維持し高めることにあります。
従って、管理組合は敷地及び共用部分の取り扱いについてのルール(管理規約)を総会によって決議し、管理組合理事長や数名の役員を選任し、その業務にあたります。

管理規約とは?

マンションの共用部分の範囲や使用方法、理事会の権限や義務など管理組合運営に必要なことが決められていて、入居者同士が、共同生活を営む為に定められる各マンションのルールブックが管理規約です。区分所有者(賃借人等の占有者も含む)は、区分所有法と同様にこの管理規約を守らなければなりません。区分所有法との優先関係については、区分所有法の強行規定に抵触しない限りにおいて管理規約の定めが優先します。
また、管理規約の条文等を変更することは可能ですが、法律の定めで変更ができない内容もあります。規約の変更には、区分所有者総数及びその議決権総数の一定割合以上の承認が必要となります。

大規模修繕工事とは?

大規模修繕工事とは、マンションの経年による劣化などにあわせて実施する、計画的でまとまった修繕工事のことです。 分譲マンションでは、建物や設備の老朽化による劣化や重大な不具合の発生を防ぐために、管理組合が主体となって、長期修繕計画にもとづいた計画修繕を行います。